『コストダウンできませんか?』というご相談をいただくことがあります。
実は、コストダウンの鍵は加工をよりシンプルにすることです。
図面が複雑なほど加工工数が増え、どうしてもコストがかさみます。
同じ製品・規格・精度であれば、図面を見直してシンプルに設計することで、工数削減やコスト削減に繋がる場合があります。
また、加工工程が簡略化されることで、納期の短縮や品質の安定にも効果があります。
具体的な改善案については、ぜひお気軽にご相談ください。
お客様と一緒に最適な方法を考えるお手伝いをいたします。

図面を改善する際の具体的なポイントについて
加工を効率化し、コスト削減につなげるために、以下の点を参考にしていただけると効果的です
- 刃物の本数を少なく
部品設計時に、使用する刃物の本数ができるだけ少なくて済む形状にしていただくと、加工時間の短縮につながります。 - 規格品の刃物で加工可能な設計
特殊な刃物を使わず、規格品で加工できる形状にすると、準備工程が簡略化され、コストを抑えられます。 - 形状をシンプルに
製品の仕様を満たす範囲で、複雑な形状を避け、シンプルな設計にすることで加工の効率が上がります。
また部品の形状がシンプルなため、その部品の交換をする際も交換作業が楽になります。 - 公差は急所に絞る
必要な箇所以外には過剰な公差を設定しないようにすると、調整が不要になり、手間が減ります。 - 切削部分を最小限に
切削時に出る切子を減らすような設計(加工面積を少なくする)を心がけると、加工コストも抑えられます。